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「海の家」主人
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2008年10月16日

白い家にて Tribute to goon

リサの家はReniの家と同じく「白い家」
完全なオフホワイトなのだろうが、森の緑、家のそばまで迫るリンデンの海の青さ
それによって、独特の落ち着きをもった白さをいつも感じさせる。

白い家のある「海の森レンタルハウス」
そこは1軒につき2名までと、メンバーとして登録できる。
それは故にカップルの入居が、その大半を占めている。

リサに案内され、3階建の玄関前に降り立つ。
飛行が慣れていないReniをリサはまってくれた。

白い家の大きな特徴としては、どこが入口なのかが、ぱっと見ではわかりにくいところだ。
ただ、それが逆にフレンド登録もしてない他人が、入りにくい要素もあり、Reniは気に入っていた。

「どうぞ~」
リサがドアをタッチして、Reniの自宅と同じ音がしてドアをあけ、うながしてくれた。

「わ~!」Reniが驚く
「どうしたんですか!?」
リサは不安そうに、すぐ聞き返した。

「同じレンタルハウスでも、1軒ずつ違うし、りささんところは広いですね~」
「いや~立派立派~^^」
外見では少ししか違わないように見える家も、中に入るとすべての作りが違う「白い家」
こちらの方に住みたかったかな?と思うほどにReniにはお気に入りの作りだった。

「上にもどうぞ」
どうやら、リサが自分の部屋にも案内してくれるようだ。
階段は半透明を超えてほぼ透明の作り、それが透過率の編集だとは後で知った。

透明なので、歩きながら階段を登れるのか不安になっていた。
案の定Reniは境目から転落した。

「あははは」
自虐的に笑ってしまった。
「あははははは」
リサに笑われてしまったのが、妙にうれしかった。

上がってみると、和風の趣を取り入れたセンスのいいインテリア。
聞いてみると同居人は女性だと言う。

「うちとはえらい違いですねww」
「あははは」」

よく笑う人だな、とReniはおもった。
Reniの笑いもSLに入ってから、チャットで入力するようになったもの。
SLでは ww やlolが使われることが多いが、どうも味気なく感じていた。
パチンコキャンプで知り合って、同居人のmomo親友でもある女性のJyoka777が
シンプルだが楽しい話し方に、好感をもっていた。
親しくなるにつれて、チャットの話し方に影響をうけていたのもあった。

「あはははは」その場の雰囲気で笑う時には「は」の字数を増やして話すことにしていた。
どうやらリサも元々、そういう笑い方をしているように感じた。

さて、一通り家を見せてもらったあとリサはこういった。

「バーがあるんですよね、行ってみます?」
「え~、ほんとですか、お店をお持ちで?」
「いえいえ、この敷地の中にあるんですか~」
「うふふふ・・・」

そういって、リサは海に面する通路の向こう側に見える場所に案内してくれた。

入口をリサはあけてくれた。
ところが、なぜか入れない。
え、どうしてだろう?おかしい。
そういう時は焦るほどに入れなくなって、身動きがとれなくなってしまう。
リサも心配して、声をかけてくれた。

「もしかして・・・」
入口は全面透明のガラスで、よく見ると真ん中に枠が通してある。
どうやら、その枠に身長が205センチあるReniの頭がひっかかってるのが原因のようだった。

「・・・ならば、小さくなればいい」
そう宣言して、そのころ覚えて使うようになったediting appearance状態にし
身長を小さくしてみることにした。
思いっきり小さくなってみると、すんなりとバーの中に入れた。

「あはははははははは~」
そういってリサは大笑いした。

確かに小さくなったReniは小さな黒人で、大人の顔をした、不思議な子供で不気味な感じだった。
バーに入ることに夢中になり、自分でもそのおかしさに気付かなかった。

「えへへへへ」
思わず照れ笑いをするReni

バーはシンプルだが、落着きのあるカウンターのバックには、お酒のボトルがいくつかならんでいる。
ネオンサインのお酒のメーカーの名前が、やんわりと暗いバーに浮きあがる。
カウンターには3つのイスがあり、その一つにsitしてみる。
個人でバーをもってみるのもいいものだと、素直に思った。

「まだ作りかけなんですよ~」
そういったリサのプロフィールを、リサを右クリックして見てみた。
去年の8月にSLに入っているベテラン。
SLに入って1か月のReniにとっては、立派すぎるバーや家の中。
リサにとってはこれでも不満なのだろうか、と思った。

「立派ですよ」
返事に少し間があいてしまったがそう答えた。

「この壁の裏に、うちがあるんですよ」

「そうですよね」

「実は先日、うちからリサさんのお宅を拝見したら、このバーの上に誰かいらっしゃったんです」
「で、その方はお名前のところに、なんとかかんとかのバーのママって書いてあって」
「リサさんの同居人の方ですか?」

「あはは」
「それは同居人のお友達で、私の友達でもある方ですよ~」

Reniは続ける。
「そうですか、てっきりこのバーの上から、僕らを見てらしたので、同居人かと」
「3人ではなしてたんですよ、もしかして、水商売されてるのかな~ってね」

「あはっははは」
屈託なく、リサは笑った。

そうやって話し込んでいるうちに、かなりの時間が過ぎていった。
ごあいさつにしては長居しすぎではないか、とも思って引き上げることにした。

「では、そろそろ失礼しますね~」
そういった瞬間に、リサにフレンド申請をしたいと思いついてこう言った。

「あの~、フレンドになってもらってもいいですか~?」

「はいっ!」
気持ちよいばかりのリサの即答がうれしかった。

やがて、帰途につきながらReniはようやく1軒目のご挨拶が終わったことと
隣人がとてもいい人だったことに喜びを感じていた。
  

Posted by 「海の家」主人 at 12:06出会い

2008年09月23日

はじめまして!Reniです


 その日のSLも快晴の空
こんなに美しくてもいいのか、と思えるような空に海が映えていた。
こんな風景がいつもあるのがSLのいいところだ。

momoとTeruroとは毎日のように一緒に行動していた頃だった。

「ねえReniさん、引越しの挨拶状だけど作ってみたんだ」
「お~、さすがmomoだな~」
「でね、一応手ぶらじゃ悪いんで、フリーだけど手土産をつけてるからよろしく!」
「momoありがとう、おかげでまわりやすいよ」
「で、どんな手土産なのかい?」
「地酒だよ、鬼怒川温泉にも酒があんだよね~」

momoらしい行動力でいろんなところを探してくれたのだろう
でもそんな事をわざわざやってきた、などと言わないところがmomoのいいところだった。

その日は相変わらずのパチンコキャンプに精をだして一日を終えた。

 次の日も、住まいのある「海の森」は快晴。
これから夏本番というRLの季節に相応しいさわやかな青空だった。
その日は何故かReniひとりで「海の森 レンタルno.6」の家にいた。

「さて、あいさつまわりでもするか」
sitボールを置いていないフリーの椅子から立ち上がった。

家の一戸一戸が海にうかび独立した作りの「海の森」
もちろん背後には森がすぐそこまで迫っている。
移動はもちろん、自分の家から出るには、飛行でいくしかないわけだ。

momoに作ってもらった挨拶状を確認し、Reniは飛行を始めた。
右上に常時配置しているミニレーダーは、何人か「海の森」にいることをしめしている。

「3軒先までは挨拶にいくか」
そう思って、最も近いミニマップの人影を目指し飛行した。
その人影があるところは、すぐ裏にあるお家だった。

その家に人が住んでいることはわかっていた。
というのも、先日momo .Teruroと3人で自宅にいるときに
お隣の家の人と思われる一人の女性が、ベランダみたいなところで動いていたからだ。

「どんな人だろうか」
そう思いつつ、とうとうその家に伺うことになった。

飛行モードに入り、目標方向に飛んでいく。
人が動いているのが見える距離に近づいた。
家の上空、35mだということは座標で確認したのは覚えている。
その家の庭に女性の姿が見えた。


「はじめまして、お仕事中に空からですみません」

「今度表のno.6に引っ越してきたもので、ごあいさつにうかがいました!」

Reniははじめてのあいさつということもあり、少し早口にチャットした。
警戒されたくない、というのが理由で、その女性の庭に降りないことにした。
SLとはいえ、初対面での礼儀はわきまえたつもりだった。

挨拶して、しばらく間があいた。
Reniは不安に思った。

「こんにちは、はじめまして^^」
その女性から返事があった。
Reniはほっとしたのもあったが、人みしりのReniはこう続けた。

「あ・・・あのですね、ご挨拶状を作ったので受け取ってくれますか?」
momoがノートカードにしたためた挨拶状だった。

「あ、はい」その女性は返事をした。
その女性にフォルダーに地酒セットと一緒になったノートカードがドラッグされた。

しばらく間があいてるけど、読んでくれてるのだろう・・・
そうReniは思って待っていた。

「ありがとうございます^^うれしい(^。^)」

「えと地酒で悪いんですけど・・・」

「とんでもない、ありがとうございます!」

とても感じのいい人が隣人でよかったと、ホッと胸をなでおろした。
その瞬間Reniは空中から話をしていることを思い出した。

「上からじゃ失礼になる、いくらSLでも」
そう考えてあわてた。

「すみません、上からじゃなんですから、下に降りてもいいですか?」
「どうぞ~^^」

女性が手入れをしている庭の花畑に降りたReni

「わ~、花を踏んじゃった~」
「うふふふふ、大丈夫ですよ~」

下に降りてその女性の名前がわかった。
レーダーがあるからそれを見ればわかるはずなのだが
そんな余裕さえReniにはなかった。

Risa Kamillaという名前だった。

「リサ カミラ?」

その女性、リサとの運命の出会いの瞬間は
青空のもとにある白い家の庭園だった。  

Posted by 「海の家」主人 at 23:15Comments(0)出会い

2008年09月19日

ことのはじまり

 SLにはいって1か月にも満たない7月初旬から物語ははじまる。

KENさんご夫妻がオーナーである「海の森」に入居することになった。
もちろん同居人であるmomo,Teruroの3人一緒だ。

たまたまmomoが抽選で「大阪マリンサイド」のコテージがあたっていて
8月末まではmomoはそこにメインの持ち物をRezすることができる。
ReniとTeruroにとっては本当に自分のものを置けるはじめての家になった。

3人での話し合いはこうだった
「あのさ、Reniさん」
歯切れよくmomoが切り出してきた
「私、8月末までは本格的には荷物はおかなくていいからさ、二人でおいたら」
「でもさ、Teruroの荷物プリム多いし、おきゃ~いいってもんでもないんだぜ」
断っておくがmomoは3人の同居人の中の唯一の女性である。
 
Teruroは反論するように
「そんな~僕ばっかりそんなに言わないでよぉ~」
「でも面白いものはおきたいんだよなぁ~ 部屋をゲームセンターにしたいしね」
RLは85歳を過ぎた老人だと自称してるTeruroだが、今風の若者が使う言葉にチャットログが埋まる。

この3人に会話はいつもといっていいほど、momoとTeruroのつっこみとボケ漫才の様相を呈しているのであった。

「ま、とにかくいろいろいれてみよう」
「そうしなきゃわかなかんないからさ」
僕はそう発言し、話をまとめていった。
「でさ、部屋はさ3つあって上が入口で、下におりていくけど、僕はどこでもいいよ」
「momoとTeruroの二人で先に決めてOKだよ」

しばらくのやりとりのあとmomoが言った
「私さ、着替えがあるじゃん。女の子だし見られちゃこまるんだよね~」
「だからさ一番下にするわ~」
気丈だが、ちゃんと女性の部分もしっかり持ち合わせてるmomo
「でさ、Terurojはどうすんの?」
「ん~~~、一日考える」
「いいよ、僕はどっちでもいいからね」
同居人の二人とはRLではちょうど10歳程度の違いの3人
当然僕が一番上だから、年下の二人に譲るのは当然だと思っていた。

ちょうどこのころは、僕のログアウト早く、夜の10時までいることが少なかった。
二人残されたmomoとTeruroがどのように話し合ったかはわからないが
翌日部屋を見に行ったら、Teruroの荷物が2階にすでにおかれていた。

「じゃ、僕は入口おりてすぐの3階だな」
そこから海側と山側の窓を交互に見渡した。
「海の森」らしく素晴らしい眺め。
海はどこまでも続くようで、外洋航海を夢見る僕にとってはわくわくものだった。
裏にある山側には同じ「海の森」の他の住居がすぐそこまで、その姿をみせつける。
「誰が住んでるのだろうか~」
「ごあいさつでもいかなきゃね」
そう独り言を思ったReniであった。

そこに運命の出会いが待っていようとは
Reni本人もその時全く気付いていない。  

Posted by 「海の家」主人 at 17:08Comments(0)出会い

2008年09月01日

出会いの日

 SLに入った日は孤独だった。
いったい何をすればいいのかわからないからだ。
たまたま一人で歩いているところ、初心者のフォローを専門でされているMikaさんという人に出会った。
「Reni」さん頑張ってね!
丁寧に教えてもらってSLの初日が終わった。
Mikaさんは言った「お誕生日おめでとうございます!」
「なるほど、しゃれてるね」とReniは思った。

 その翌日2008.06,13に初日を過ごした初心者チュートリアルの出口にある、通称「泉」というところにすわっていた。
そこにやってきたのが、現在同居しているmomo、Teruroの二人だった。
初日にMikaさんから習ったことをわからないなりに一生懸命教えた。
「Reniさん、ありがとう!」
自分がしてもらってうれしかったことをしただけなのに、感謝されうれしかった。

それが縁で3人一緒に行動するようになり、知識を少しずつ身につけていった。
Reni以上にmomo,Teruroはいろんなことを覚えるのが早かった。
SLでのほとんどの時間を3人で過ごすうちに、いろいろとやりたいことも見えてきだしたころ

「3人で一緒に家に住もう!」という提案が誰からともなく出た。
「そうだね、おもしろそうだね」
「僕らはメインランドには住めないよね?」
住居一つにしてもいろんな疑問が出て、どうやっていいのかもわからない頃だった。
どちらにしてもお金を貯めてシェアして住むようにしようと、いうことになった。

「さて、キャンプだな!稼ぐぞ!」
その日からパチンコキャンプが好きなReni,Teruro
チャットが得意なmomoはチャットキャンプ
それぞれが住むことになる家を思い、キャンプに打ち込んだ。

SLに入って3週間程経過した頃、家さがしに積極的で情報通のmomoからReniにIMが来た。

「Reniさん、時間あるなら、ちょっとおいでよ」
利発な女性で、テンポもよいmomoからのTPに応じてReniは出かけて行った。

既にそこにはmomoと話しているレンタル住居「海の森」のオーナーのkenさんがいらっしゃった。
Reniはちょうど忙しかったせいもあり、挨拶の際こういった。
「afk気味ですがよろしくです」
そういったものの、あまり気乗りがしない感じがしていたのが事実だった。
代わりにmomoは一生懸命オーナーのkenさんの話を聞いている。

現地は海に面する3階建ての白い家。
家賃もほどほどに安く、3人でシェアするとかなりお得感ががあった。
原則的には二人まではメンバー登録できるとのこと。
3人の場合だと、登録できない人が、メンバーに持ち物を渡しておいてもらえばよいとのこと。
プリムもそこそこあるらしい。
「条件はいいよ!」とIMでmomoが話しかけてくる。

と、その時オーナーのkenさんがこう言った。
「ここから外洋に航海出来ますよ~」
afkを装っていたReniはここで突然発言した。

「いいですね~!」
言っている言葉以上に「外洋航海」というたった4文字に心が湧き上がった。
というのもSLに入って以来、海を航行する船に乗っている人になりたいと切願していたからだ。
Reniの気持ちは、このオーナーのひとことで決まったといってもいい。

その後momo,Teruroとの話し合いをその日に行い、翌日には家賃を1ヶ月分払って入居。
夢見ていた3人の家、レンタルとはいえ自分たちの巣。
プリムや編集のこともよくわからない状態での入居だった。

3人の出会いはまったくの偶然であったにも関わらず、こうやって住むようになっためぐりあい。
これこそまさしく出会いの妙だといっていい。

さて、「海の森」に住んだことで、そこからReniにとっても、想像も出来ない出会いが待っていようとはReni自身もその時点ではまったく気が付いていない。  

Posted by 「海の家」主人 at 15:25Comments(2)SL

2008年08月27日

はじめにRLありき

2008年6月12日

この日が僕のSLでの誕生日になる

モバイルファクトリーで名前をうけ Remy Ragu(レミ・ラグ) となった

このブログを始めたのが8月27日だから、ようやく3か月目に入ったSL生活

ブログタイトルの通り、現在僕はSL内で女性と恋愛をしている

こうなったのも、SLに入ったのがきっかけだ
SLはリアル友が半年くらい前から、ワーワー騒いでいたが
正直アバターを使うことに興味がもてなかった

それが何気なく登録する気になり、そして今をむかえている

興味がもてなかった理由のもう一つはリアルでの体調の不良

しかしSLを始めてみて、少し暗かった気持も随分と変わった
体調もよくなるかもしれないという、希望も持っている

さて、前置きがながくなりました
今回僕がSL内恋愛をしているが、それにいたるまでのSL生活などを織り交ぜ
また、可能な限りのフレンドの方々(もちろん偽名です)、そしてSIM内の様々な施設
すべてを登場させて書いていきたいと思います。

ブログではなく、SLラブロマンスの小説としてご一読いただければ幸いです。

最後になりましたが、これはあくまでフィクションですので真実とは一切関係ないことを申し添えておきます  

Posted by 「海の家」主人 at 20:40Comments(0)SL